愛知県の高校生がアバターロボットインターンとして都内オフィスへ英会話を駆使してバーチャルな就業を体験

2021年5月26日

〜アバたらくションとugoが御津高校でユニークな授業を実証実験〜

三井物産グループのMoon Creative Lab Inc.(ムーンクリエティブラボ / カリフォルニア州パロアルト・東京、以下Moon)のアバターワークと新しい働き方をつなぐ「アバたらくション」と、ugo株式会社(ユーゴー株式会社/東京都千代田区、以下ugo)は、愛知県立御津高校(みとこうこう/豊川市)において遠隔操作のアバターロボットを活用したユニークな英会話学習の実証実験を、5月24日(月)、26日(水)に実施しました。

今回の実験では、御津高校の生徒が愛知県豊川市の教室からugo社製 ugo Rを遠隔操作して、東京都港区のMoonオフィスにアバターロボットのインターンとして勤務。英語でコミュニケーションを取りながら、職場を自由に移動し、さまざまな業務を疑似体験しました。今回の実験では、コロナ禍では実現が難しい異文化交流や社会体験を、遠隔で操作するロボットで安全に実施し、実践的なビジネス英語を学ぶとともに、場所や姿(年齢・性別・外見など)にしばられない未来の働き方も経験してもらいました。

プログラムの詳細

アバターロボットとしてMoonのオフィスを訪れた生徒が、Moonの社員から豊川市ゆかりの品々(手筒花火や提灯など)に関するデザイン画をデザイナーから受け取るように指示されます。アバターロボットを操りながら社内を移動してデザイナーを探し、ご当地ゆかりの品を英語で説明することで、いくつかの似たデザイン画の中から正しいものを選んでもらい、受け取ります。授業では、およそ10分程度のこうした業務を、数人の生徒のグループに分けて複数回実施いたしました。

今回の取組みに関するコメント

<参加した御津高校 国際教養科のみなさん>
「コロナ禍でも素晴らしい経験ができた」「新鮮でした。本当に東京にいるような気分になりました」「コロナで英語で話せる機会が減ったので、参加できてうれしい。」

<御津高校 寺田安孝校長>
「オンラインで、モニターの向こうにいるスタッフの皆さんと英語で会話をする様子は、新型コロナ禍の中にあってここ1年間ほどまったくできなかったことなので、生徒も職員もおおいに盛り上がっていました。また、ロボットを操作するのが、うまく動いたり動かなかったり、これも刺激になった思います。今回の取組は大きな可能性を秘めていると感じましたが、「やってよかった」「楽しかった」という表面的な感想に留まらず、授業の手段として継続的に取り入れる場合の方策について検討していきたいと考えています」

実施概要
日時:2021年5月24日(月)、26日(水)の13:20-14:10(5時限目)。
場所: 愛知県立御津高校(愛知県豊川市御津町豊沢松ノ下1)
    Moon Creative Lab (東京都港区北青山3-10-5)
参加生徒: 御津高校・国際教養科生徒

*今回の授業の模様を撮影した動画や写真のご提供が可能ですので、ご希望の際は、Moon広報までご連絡ください。

ugo株式会社
ugo株式会社はアバターロボット”ugo(ユーゴー)”の開発を手掛けるロボットベンチャー企業です。
アバターロボット”ugo”は2本のアームと高さ調整により遠隔で様々な業務を行うことができ、AIによる学習機能で同じ稼働条件下であれば自動モードも可能。2021年にugo警備ソリューションとして商用化を開始。従来の単純なアバターロボットと完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つ次世代型ハイブリッドアバターロボットです。
https://ugo.plus/

Moon Creative Lab Inc.
Moon Creative Lab は三井物産グループの新規事業開発、ビジネスインキュベーションを推進するベンチャースタジオ。⻑年の歴史を持つ三井物産は、さまざまな産業や業界で、企業や商品等を「つなぐ」ことで価値を生むことが多かった総合商社の機能・役割を超え、自ら主体的にビジネスを「つくる」存在へ進化していこうとしています。Moon は、45,000 人を超える三井物産グループ全社員からアイデアを発掘し、それを具体化する為の機能と環境を提供し、世の中にインパクトのある新しいビジネスの創出を目指します。詳しくは www.mooncreativelab.com をご覧ください。

アバたらくション
Moonで進行中のベンチャープロジェクト。「好きな場所で」「好きな時間に」「好きな自分で」働くジョブマッチングサービスとして、アバターを介した非接触ギグワークの社会実装を目指し、さまざまな実証実験に取り組んでいます。https://www.avataraction.jp

プレス窓口:
Moon Creative Lab Inc.
広報担当 三橋竜二
ryoji@mooncreativelab.com
080-6577-6142