CEATEC 2023で「IoT H/W BIZ DAY 2023」開催　先進スタートアップがAIロボやIoTデバイス、アシストスーツほか独自のプロダクトを展示

　ASCII STARTUPが主催する先端テクノロジーに関するビジネスカンファレンスイベント「IoT H/W BIZ DAY 2023」が2023年10月17日（火）から20日（金）まで、幕張メッセで開催中だ。

　今回は「CEATEC 2023」内でコラボ開催となり、「スタートアップ＆ユニバーシティエリア」にて合計21社のスタートアップ企業による展示と、「Future Hub」ステージにおいて17日、18日、20日にセッションを実施する。この記事では、初日の模様をレポートする。

出展企業4社によるプロダクトピッチ開催――DJ機器、“直覚”技術、折り畳み式バイク、次世代ロボなど独自の技術やプロダクトを紹介

　初日の11時からは、未来を担う学生や若手のキーパーソンにスポットを当てたステージ「Future Hub」で、セッション「IoT H/W BIZ DAY 2023 スタートアップショーケース by ASCII STARTUP」を開催。「IoT H/W BIZ DAY 2023」に出展する企業から4社が登壇し、集まった来場者に向けて自社のプレゼンを行った。

　登壇したのは、株式会社ミューシグナル代表取締役の宮崎晃一郎氏、株式会社commissure代表取締役CEOの溝橋正輝氏、株式会社ICOMA代表取締役社長の生駒崇光氏、ｕｇｏ株式会社事業開発部部長の中川健太氏（登壇順）。司会進行をASCII STARTUP編集長・北島と副編集長・ガチ鈴木が務め、各社のプレゼンを深掘りして聞いた。

　各社それぞれが、展開する事業とともに独自の技術やプロダクトを紹介。ステージ上の大きなモニターに写真や図版を掲示したり、実機を手にしてプレゼンを行ったりするなど、初日の午前中にもかかわらず、多くの来場者が足をとめ、セッション会場に入って各社のプレゼンに注目した。

先進技術やプロダクトが並ぶ多彩な展示。河野デジタル大臣もエリアを訪問

　ここからは「IoT H/W BIZ DAY 2023」の展示エリアの模様をピックアップして紹介する。出展各社の展示に関する情報はこちらから。各社の展示の様子は、あらためてレポートする予定だ。

　アルケリス株式会社は長時間の立ち作業が求められる人に向けた、アシストスーツ「アルケリス」を展示。特徴は電源不要で、ダイヤルのみで姿勢を調節できる点だという。また、左右にセパレートした構造や高いフィット性などから、着脱や装着したままの歩行、姿勢の変更も簡単にできる。

　ユニロボット株式会社は、コミュニケーションロボット「unibo」とuniboをカスタマイズするソフトウェア開発キット「Skillcreator」を展開している。特徴は「Skillcreator」で「unibo」に何を発話させるかや自身の趣味嗜好などをインストールし、用途に合わせてコミュニケーションできる点だ。例えば介護の現場で、被介護者に対して服薬の忘れがないか確認させることができるという。

　PLEN Robotics株式会社は、顔認証入退館管理機能と音声解析によるストレスチェック機能を搭載した小型のサービスロボット「Care Cube」を展示。ブースには、かわいらしいダルマの「Care Cube」も。

　

　株式会社インターホールディングスは、独自の“真空特許技術”を利用した真空パックなどを展示。専用機械を使わずに、真空パックで99.5％の真空率を実現できるという特許技術を保持しているという。

　17日のセッション「IoT H/W BIZ DAY 2023 スタートアップショーケース by ASCII STARTUP」に登壇したｕｇｏ株式会社のブースでは、ロボットの実機を展示している。

　株式会社CyberneXは、耳から脳情報へのアクセスを可能にするイヤホン型BCI（Brain Computer Interface）の「XHOLOS」を展示。耳の後ろにつけた小さなデバイスで脳波を検知して計測をするという。

　このほかにも多数のスタートアップが展示を行っている。各ブースで出展者と直接話し、それぞれのユニークで先進的な技術やサービス、プロダクトに触れてみてはどうか。「IoT H/W BIZ DAY 2023」は10月20日（金）まで幕張メッセで10時から17時まで開催している。