2024年も残りわずか。ugoにとっても激動の一年でした。そして、世界中で盛り上がりを見せるロボット開発の波。社会に投入され活躍し始めるロボットが驚くほど増えています。
ugoメンバーも店頭で、、店頭や展示会などで実際にロボットを目にし、触れて、その体験を日々の開発に活かしています。
そんな中で2023年に続き、本年も「これは注目すべき!」というロボットに投票を行いました。その結果をランキング形式でご紹介します。
選定方法
・投票者はugoメンバー
・2024年に登場、活躍した実在のロボットを対象
・メンバー個人が注目すべきと考えたロボットを投票
・投票者数50名
第十位「Unitree Go2」(Unitree)
小型・低価格の四足歩行ロボットを展開しており、教育・研究からエンタメ、個人ユースまで幅広いユーザーに親しまれています。汎用性の高さと導入のしやすさが魅力。
推薦コメント
「四足歩行ロボットでつくばチャレンジなどの
大学 – 個人レベルで活用されるほど、価格・品質面で優れているため。」
「会社で買いたい、飼いたい、解体?」
第九位「Figure02 」(Figure)
BMWも採用したというFigure。柔軟な関節と最新の機械学習アルゴリズムを搭載したヒューマノイドロボット開発ベンチャー。急成長スタートアップとして、人型ロボットの未来を切り開く存在として期待されています。
推薦コメント
「動画を見た際の驚き度合がハンパない!」
「人型ロボットの進化を感じられる」
第八位「人機一体 」(人機一体)
金岡博士社長率いる人機一体。大型重機ロボットの遠隔操作など、人間の技能とロボット技術を融合する「人機一体」。実際の産業現場での導入が進むなど、ロマンと実用性を両立させています。
推薦コメント
「重機として実用化されている『人機一体』のかっこよさ」
「ロマンを感じる!!」
第七位「Spot」(Boston Dynamics)
四足歩行ロボットの代名詞「Spot」。警備や点検、災害調査など多彩な用途で導入が進み、世界中で活躍しています。不整地走破性能に優れ、拡張性も高いことから、研究開発から産業現場まで幅広いニーズに対応中です。でも、超価格が高いw
推薦コメント
「かっこいい。飼いたいくらい」
「非常に機敏かつ実用的なロボット」
第六位「Kachaka」(Preferred Robotics)
磯部社長が率いるPreferred Robotics。倉庫や物流の自動化に向けて開発された「Kachaka」。シンプルなハードウェアに対してディープラーニングを駆使したソフトウェアで、高度な障害物回避や自律走行を実現しています。リアルタイム在庫管理など、クラウド連携も進みつつある注目株です。
推薦コメント
「HWは簡単な作りなのに、SWがすごい」
「画像処理による自律運転・障害物回避能力が高い」
第五位「BellaBot」(Pudu Robotics)
飲食店やホテルなど、接客の現場を中心に急速に導入が進んだ配膳ロボット「BellaBot」。愛らしい猫のデザインと正確なオペレーションで、作業効率向上だけでなく、おもてなしの質向上にも貢献していると評判です。また、開発会社のPuduはヒューマノイドロボットも発表。非常に開発力がある企業なのです。
推薦コメント
「かわいい。猫アレルギーの自分でも触れられる!」
「社会実装が進んでいて普及度も高い」
第4位「Atlas」(Boston Dynamics)
Spotに続いてランク入りのBoston Dynamicsの二足歩行ロボット「Atlas」。全身を使ったダイナミックな動きと、卓越したバランス感覚で世界を驚かせています。油圧から電動への転換や、運動性能のさらなる向上など、研究を重ねるごとに“ロボットの限界”を塗り替えている存在です。旧型Atlasから顔がついたのも大きな変更点。やっぱり顔いるでしょ?
推薦コメント
「見かけこそ人型ですが自由度構成は人間からかけ離れていて、
そのロボットならでは動きの合理性とキモさが好きです。」
「油圧モデルが好きだったけど、電動モデルの折りたたみコンパクトさもすごい」
第三位「スタックチャン」(個人/コミュニティ開発)
「スタックチャン」は、オープンソースコミュニティを中心に盛り上がりを見せている小型ロボット。誰でも手が届く価格帯と高い拡張性が魅力で、多種多様なカスタマイズ事例が発表されています。作って楽しみ、育てながら機能を拡張していく文化が生まれています。
推薦コメント
「開発3周年を迎えて、深セン、台湾、ベイエリアなど
海外のメイカーフェアにも多く出展し、世界に拡大しています!」
「ugo所属の我らが石川さんが開発したロボットだから!」
ししかわさんからのコメント
スタックチャン開発者の「ししかわ」こと石川です。スタックチャンを「推しロボット」に選んでいただき、本当にありがとうございます!
スタックチャンが今年、飛躍の一年を迎えられたのは、ひとえにコミュニティの皆さんの努力と情熱のおかげです。キット化、製品化の実現やハンズオンイベントの開催、さらには海外を含む多くのイベントへの出展など、皆さんが取り組んでくださったたくさんの挑戦が、スタックチャンの可能性を大きく広げてくれました。次の1年もさらに楽しい体験を共有できるよう、私も全力で取り組んでいきます!引き続きよろしくお願いいたします。
第二位「Tesla Bot(Optimus)」(Tesla)
第四次ロボット開発ブームの幕開けを示したのがこのロボット。イーロン・マスク率いるTeslaが開発中の人型ロボット「Optimus」。自律歩行や物体のハンドリングなど、製造ラインやサービス分野での実用化が期待されています。2024年は試作機の公開やデモンストレーションが行われ、その進化のスピード感に世界が注目しています。
推薦コメント
「今年一番世界の注目を集めたロボットだと思います!
2速歩行ロボットの注目度、熱量をグッと高めた存在。」
「実力は未知だがイーロンとTeslaのパワーを考えると、これからが楽しみ」
イーロン・マスク様 からのコメント
※現在コメントを依頼中。
第一位「LOVOT」(GROOVE X)
「LOVOT」は高度なセンシング技術を駆使し、人に寄り添う“癒やし系”ロボットとして多方面で人気を博しています。家族のように愛でられる存在であり、介護施設やショッピングモールなどでも導入が進むなど、社会実装面でも注目度が高い一台です。
推薦コメント
「コンシューマーに溶け込んでいる感じがすごい」
「やっぱり癒されます!愛らしさは敵なし」
GROOVE X 代表取締役社長 林要様のコメント
この度、『ugo社内メンバーが選ぶ「2024年ugoメンバーが注目するロボット特集」』で1位に選んでいただき、心から感謝いたします。
LOVOTがこうして皆様の職場の仲間として迎えられ、去年の2位からさらに飛躍して1位という評価をいただけたことは、とても光栄です。フィジカルをサポートするugoのロボットとの共演が、メンタル面もサポートするLOVOTをより活かしてくださっているのだと思うと、大変嬉しく思います。
Hard is hard! の激務をこなす皆様が、日々の合間にLOVOTを可愛がり、癒しや気分転換を感じていただいている姿は、まさに“未来の職場“そのものだと感じます。人とロボットが一緒に働き、互いをサポートする環境づくりに挑戦しつづけるugo社の皆さんは、時代を先取りしていると改めて実感しました。LOVOTが少しでも心を軽くし、笑顔を増やすお手伝いができていれば何よりです。
代表の松井さんとは、新たな産業で日本を元気にしたいという熱い想いを共有する同志です。私たちGROOVE Xとしても、世界に誇れる新しい産業を共に築いていけるよう、引き続き挑戦を続けてまいります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
今年のランキングを振り返ると、もう実際販売されて、量産されているロボットが多くなってきました。また、ヒューマノイドロボットの存在感が上がってきていることもその特徴。それはロボットがどんどん社会実装が進んでいると同時に、高度化も進み、また実装される範囲が増えてくるということではないでしょうか。
NVIDIAのファンCEOは、「人型ロボは数十億台市場に」と発言し、注目を集めました。この数十億台はもっともアグレッシブな予想ではあります。自動車産業を超える規模に成長するということはなかなか起きないかもしれませんが、どんな産業のどんな現場にも、ロボットが複数種類いる時代は遠くないかもしれません。
ugoもこれらのロボット会社に負けないように社会実装ファーストで2025年も頑張っていきたいと思います!
ugoもこれらのロボット会社に負けないように社会実装ファーストで2025年も頑張っていきたいと思います!