アバターロボットの開発を手掛けるugo株式会社(ユーゴー、本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:松井 健)は、大成株式会社のDX警備ソリューションに警備アバターロボットugoが採用されました。大成が手掛けるDX警備ソリューションの情報プラットフォーム “T-Spider” は、2021年4月より導入がスタートしており、ugoとのシステム連携が実装されております。
今回、DX警備ソリューションでの採用に伴い、4つの機能を拡充いたしました。
ブラウザでugoを簡単に操作できる「ugo Portal」
ugoがエレベーターを操作してフロア移動する体系的な仕組み「UEOSU」
ugoの定型動作をノーコードで自動化できる「Flow」
ugoの巡回業務後に巡回レポートを自動作成する「T-Spider連携」
●ブラウザでugoを簡単に操作できる「ugo Portal」
ugo Portal(ユーゴー ポータル)は、ugoを管理・操作するためのブラウザベースのアプリケーションです。専用のソフトウェアをインストールする必要なく、PCで利用できるモダンブラウザがあれば、すぐにでもお使いいただけます。
ugoを操作するオペレーターは、ugo Portalにログインするとオペレーターに割り当てられた複数台のugoの状態をロボット管理画面でまとめて確認でき、操作画面ではugoのカメラ映像をリアルタイムで視聴しながらキーボードや専用コントローラーで遠隔操作が可能です。
また、ugoの移動、回転、アームモーション、顔ディスプレイ表示切替、音声発話、照明設定などアトミックな動作をコマンドとして定義することができ、操作画面からコマンドを選択・実行することで簡単に遠隔指示が可能となります。これらのコマンドの設定パラメータ、表示や並び順はビル単位でカスタマイズができるため、現場業務にフィットした項目に調整することが可能です。
●ugoがエレベーターを操作してフロア移動する体系的な仕組み「UEOSU」
UEOSU(ウエオス)は、ボタン前の自動ポジショニング、垂直平面壁にある任意のボタンを押すRoboPushテクノロジー、ボタンを押す前にセキュリティカードをあてるRoboTouchテクノロジー、エレベーター籠内を安全に自動で移動するELV-SLAMで構成される、ロボットのフロア移動を体系的に実現するテクノロジー群の総称です。
ugoがフロア移動する際は、ugo Portal画面上で、ugoの胸元のカメラより表示されるエレベータのボタン映像を確認し、映像上で押したいボタンをマウスでクリックすると、クリックされた場所にあるボタンをugoが押すことができます。そして、エレベーター搭乗コマンドで所定の位置まで自動で移動し、エレベーター籠内のボタンを同様に押すことで、エレベーターのメーカーや製造時期を問わず、低コストでレトロフィットなエレベーター連携によるロボットのフロア移動が可能となります。
●ugoの定型動作をノーコードで自動化できる「Flow」
Flow(フロー)は、ugoに定義されている様々なコマンドを、パラメータや実行順序を自由に変え、シーケンシャルに実行することで、ugoの一連の動きを自動化する、プロセスオートメーション環境です。ugo Portal上のグラフィカルなFlow設定画面によりコマンドのブロックを直感的に並べていくだけで、プログラミング経験のない方でも簡単にugoを自動化することができます。ビルのフロアごとにその場で自由にflowを設定できるため運用施設を選ばず即座に導入が可能となります。
これにより、業務における定型動作をFlowで自動化することで、複数台のugoを並列稼働させることができ、2台同時巡回や1台が巡回している間に立哨警備をさせるといった使い方によって、警備員1名で同時に複数ポストをカバーするといったことが可能となります。
●ugoの巡回業務後に巡回レポートを自動作成する「T-Spider連携」
ugoは、巡回の様子を遠隔で監視するだけでなく、巡回履歴や巡回経路上の警備チェックポイントで撮影した画像データをクラウド上にアップロードします。更にT-Spiderとシステム連携することで、従来の紙ベースで管理されていた報告書をデジタル化し、管理会社も含め情報が見える化して共有され日々の業務課題の抽出や分析など必要に応じてスピーディな対応が可能になります。
<T-Spiderについて>
https://t-spider.jp