– 警備業務の省人化と効率化に向けた新たな警備システムの構築 –
大成株式会社(本社:名古屋市中区、代表取締役社長:加藤 憲博)が提供しているアバター警備ロボット「ugo TSシリーズ(以下「ugo」)※」が、帝京大学(板橋キャンパス)の警備業務を受託している株式会社全日本ガードシステム(本社:東京都文京区、代表取締役社長:小泉和久)に正式導入されました。
2023年の警備業の有効求人倍率は、6.68倍。このデータは、厚生労働省が公表した「一般職業紹介状況」によるものです。全体平均有効求人倍率1.19倍と比較して非常に高い倍率となっているように、警備業界では需要が高まっているにも関わらず、人手不足が深刻化しています。そのような状況の中、当社ではアバター警備ロボットの社会実装を促進するため、様々な施設において、ロボットトランスフォーメーション(RX)に取り組んでいます。
立哨警備
2階警備室横に立ち、人を検知して「おはようございます」等の挨拶(発話)やイベント時はモニターによる案内を行います。同機体カメラの画角内に人物を検知した際、自動で時間帯に応じた内容の発話をする仕組みとなっております。また、遠隔操作で表情の変化や音声の相互通話が可能なため、ロボットを通じて学生や教職員とのコミュニケーションを取ることができます。
巡回警備
アームを用いたエレベーター移動により、フロア移動をしながら1階・2階キャンパス内の決められたルートを自動巡回します。自走中は、搭載したカメラで周囲をリアルタイムで監視するだけでなく、予め設定した位置で撮影したデータを巡回記録として保存します。これにより警備業務の一部を高い精度で代行できるようになりました。
【アバターロボット「ugo TSシリーズ」とは】
「ugo」 は従来の単純なアバターロボットと完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つ次世代型ハイブリッドアバター警備ロボットです。2 本のアームと高さ調整により遠隔で様々な業務を行います。アームを使用することで、エレベーターのボタンを操作しフロア移動を可能としております。さらに、AI による自律走行機能により、自動巡回を行うことができます。立哨や巡回など、施設警備における基本業務を警備員から警備ロボットに代替することで、警備業界の人手不足の解消や、効率的な警備体制の構築を目指します。
アバター警備ロボット「ugo TS シリーズ」につきまして、ぜひ下記リンク先より詳細をご覧ください。
https://taisei-ugo.com